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【映画で語ろう】カムシネマ★3分で語れるようになるポイント【ネタバレあらすじ】

映画を観たなら語りたい。酒でも飲みつつ語りたい。3分で「語りポイント」がわかる映画ネタバレあらすじ集。

3分で映画『ブルー・バレンタイン』を語れるようになるネタバレあらすじ

洋画 2010年代 2000年代 ラブ・ストーリー

 

基本データ・おススメ度

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『ブルー・バレンタイン』
原題:Blue Valentine
2010年 アメリカ
監督:デレク・シアンフランス
出演:ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウイリアムズ、フェイス・ワディッカ、マイク・ヴォーゲル

 おススメ度 ★★★☆☆(3/5)

 良いんですが、大好きなんですが…なにせリアルすぎ!

 カップルで観ちゃいけない。

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簡単にいうとこんな話(ネタバレなし)

 結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。忙しく働く妻シンディ、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが。(シネマトゥデイ)

 男と女の「出会い」と「別れ」のふたつの時間軸を平行して見せる形式。特に大きな事件が起きるわけでもない。男と女が、ただ出会って、ただ別れる話。それがまたリアルさを出している。

ネタバレあらすじ

 ディーンは、引越屋の仕事の最中、シンディに出会い一目ぼれ。熱心にデートに誘う。やがて、シンディが元・彼の子供を宿してしまっていることがわかる。一度は中絶しようとするが思い直して中断。シンディは学生時代から男好きで何人もの男と関係を持っていた。ディーンは「それでもいい。」と、他の男の子供を受け入れる覚悟を決めて、二人は結婚。おめでとうございます。

 結婚7年後、シンディは、稼ぎが悪く将来の展望もない呑気なディーンに不満が貯まっていて、夫婦間の空気は良くない。

 ディーンは、関係を修復するために二人きりでラブホテルへ行くことを提案する。
嫌々ながら同行するシンディだが、やはり、ディーンへの愛は完全に冷めてしまっている。愛撫するディーンに、あきらかに我慢しながら「早く終わらせて」というシンディに、無邪気なディーンもさすがにプライドを傷つけられます。

 話し合い…、ディーンに対して「才能を活かさないで何してるの?これからどうするの?」的なことを言う。ディーンは「家族を愛している。何が不満なんだ。」

 もはや修復不能。その後、シンディの冷たい態度にディーンが切れて勤務先に殴りこむなど、完全に修羅場。ついに離婚となる。

 二人の結婚式の時のラブラブなシーンが流れて、映画は終わる。

つまりこんな映画(語りポイント)

 これはマズい。リアルすぎる。

カップルや夫婦で見ると気まずい状況になるかもです。

 映画は、ラブラブな頃の二人の姿と現在のダメダメな二人を交互に見せながら進行します。

 ラブラブなころはすべてが輝いていて、
 ダメダメなときは、何してもダメ。

 どこのカップルでもありがちな、普通の切ない話なんですが、男女間に普通にあることをそのまんま描いちゃった。それがこの映画です。

 ディーンは、学歴もなく、肉体労働の安月給仕事だけど、それなりに楽しんで過ごしています。なにより家族を愛して、他の男の子供でもある、シンディの子供とも、とても仲良く暮らしていました。
 ディーンにとっては、シンディの文句の「意味がわからない」のです。
「これ以上、何を望むんだ?」「家族のために働いてる」「子供ともうまくやっている。」「何が不満なんだ。」…もっともです。

 かたやシンディは、不満の種が実は自分でもよくわかっていなくて、説明したくてもできないのです。だから、説明を求められると積年の彼への不満を羅列するしかない。

ただ、そこで今さら本人をボロクソにDISっても仕方ないことはわかってる。だから言いたくない。でも言わないと相手が納得しない。「面倒くさい。とにかくもう嫌なの!」となる。 

  彼女の行動のきっかけは浮気なのですが、他の男と比べちゃったことが発端なのですが、そんなことは問題ではない。浮気男が遊びであることもわかっているけどそれも問題ではない。「この男と別れる」と決めるためのきっかけに過ぎない。そうなるともう、覚めた相手と一緒に暮らすことのイチイチがイチイチ勘に触る。わからなくはない。

 ただ「お前が他の男との欲望に任せてできちゃった子供を、自分の子供のように大事に育ててきたディーンにその仕打ちはないだろ?」というのが、男性である僕の正直な感想。女性が観たら、また違う感想になるのでしょうね。

 そう…まさにそれがこの映画の本質だと思います。

 男にはわからない。女にはわからない。
 わからないんです、相手のことは。

 つまり、完全に「男と女」が永遠にわかりあえない部分を描いているから、この映画は切ないのです。

 どちらが悪いのではない。

 ひたすら無邪気でいつまでも子供な男 と、過去の想いより現在の不満が勝ってしまう女。

 両方悪いのです。

結婚式のときの誓い合う二人、がラストシーン。
そして、出会った時にディーンがシンディのために歌った歌が流れるエンドロール。

 きつっ。