【映画で語ろう】カムシネマ★3分で語れるようになるポイント【ネタバレあらすじ】

映画を観たなら語りたい。酒でも飲みつつ語りたい。3分で「語りポイント」がわかる映画ネタバレあらすじ集。

3分で映画『普通じゃない』を語れるようになるネタバレあらすじ

基本データ・おススメ度

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『普通じゃない』
原題:A Life Less Ordinary
1997年 アメリカ
監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー、キャメロン・ディアス、ホリー・ハンター、デルロイ・リンドー
 おススメ度★★★☆☆(3/5)
 クライムアクション風ファンタジーつきの不条理ラブコメ。題名通りに普通ではありえないことがたくさん起きるので「これは不条理劇だ」と割り切って観るべき。ギャグのセンスが良いため笑って楽しめます。前年のトレインスポッティング同様、ダニー・ボイル映画は音楽が心地良い。

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簡単にいうとこんな話(ネタバレなし)

 ビルの清掃員をクビになったロバートは、社長室に文句を言いに行くが、そこでたまたま居合わせた社長令嬢セリーンを誘拐してしまう。セリーンは逃げる気もなく「身代金が欲しい」と優柔不断なロバートをけしかけ誘拐の手順を指南する。偽装誘拐となった逃走劇は、二人を恋仲にしないと天に帰れない天使コンビふたりを巻き込みながら…。

ネタバレあらすじ

 天国。恋のキューピッドとして働くオレイリー(ホリー・ハンター)とジャクソン(デルロイ・リンドー)は担当したカップルが続々と離婚するなど業績が悪かった。部長は彼らを叱責し、最後のチャンスとしてある二人を恋仲にするよう命じられる。失敗したら二度と天界には戻れない。

 地上。ビル清掃員のロバート(ユアン・マクレガー)は、解雇を申し渡されていた。彼の後任は安く優秀なロボット。ロバートはガールフレンドのリリーが働くバーに行きヤケ酒を飲みつつ解雇を告げると、彼女は「好きな人ができた。さよなら」と去ってしまう。仕事も彼女もなくしたロバートはブチ切れて社長室に殴りこむ。
 社長室にはボスのネヴィルが娘のセリーン(キャメロン・ディアス)と一緒にいた。警備員に取り押さえられそうになったロバートは警備員の銃を奪い社長を威嚇する。「5つ数える、それまでに俺の解雇を無効にしろ」といいカウントダウン。4まで数えたところで止めるが、続いてセリーンが「5!」というとロバートは反射的に引き金を引いてしまう。ボスの足に命中。「なんで5って言ったんだよ。撃っちゃったじゃねーか。」というロバートに「勉強してなくて5を知らないのかと思ったから教えてあげたのよ。」と言う。怒るボスを尻目に、セリーンをさらって逃げるロバート。
 山のロッジに逃げてきた二人。強がるロバートと余裕をかますセリーン。セリーンは世間知らずのお嬢さんだったが、父に反感を持っており、誘拐を手伝うと言い、身代金を要求して山分けしよう、となる。
 セリーンは、以前に誘拐されたときのことを参考に話し「誘拐の進め方」をロバートに指南する。脅迫電話のかけ方を教えるがうまくできないロバート。最終的にはセリーンが電話をし「助けて~殺される~」と芝居をうつ。
 天使たち二人は、二人を恋仲にするため、ネヴィルに近づき、殺し屋のふりをして二人を追う仕事に就く。
 天使のジャクソンとオレイリー、まずは身代金の受け渡しのためにロバートたちと接触するが、激しい争いの末、オレイリーを車ごと崖から落とされ逃げられてしまう。
 ロバートとセリーンは銀行強盗をしておカネを得ようとするが成功寸前でロバートが足を撃たれてしまう。セリーンが車で運んだ先は、以前にセリーンに求婚していた歯科医の医院だった。なぜかエロい行為をする歯科医とセリーンをみてムカついたロバートは歯科医を殴って飛び出し、二人は喧嘩別れしてしまう。
 くっつけるどころか別れてしまった二人を見て焦る天使たち。ジャクソンがロバートの筆跡でラブレターを書きセリーンに送る。それを読んで感動したセリーンはロバートが掃除人として働きだしたダイナーにいくが、ロバートは「俺が書いたんじゃない」と正直にいってしまう。
 ロバートのロッジで格闘になり、天使オレイリーとジャクソンは死んでしまいます。ボスと手下の男がロバートに銃をつきつけ殺そうとする。絶対絶命。
 その頃、天国では、部長が神様に内線をかけて交渉。なにかの権限をゲットし、なにかの指令を発動する。
 再び地上。絶体絶命な状況にセリーンが現れ「(ロバートは)私が撃つ。」と言う。それを聞いて喜ぶボス。セリーンが撃った弾丸は、見事にロバートの左胸に命中。しかしその弾丸には「愛の矢」が込められていて、ロバートはセリーンにハートを射止められる。
 ふたりはラブラブになり、カメラ目線で出会いと恋愛の素晴らしさを語る。
 天使ふたりは無事に天国に戻った。

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つまりこんな映画(語りポイント)

 ダニー・ボイル&ユアン・マクレガーの「トレインスポッティング」コンビがトレスポの翌年に放った、ダニーボイルのハリウッド・デビュー作。
 リアリティなんて無視したハチャメチャ不条理劇。前半の、妙に不機嫌で強いキャメロン・ディアスのキャラや、天使二人組のキャラと行動がかなり面白いので、ストーリーは二の次で観ていても楽しい。

 当時25歳・キャメロン・ディアスのウルトラ美脚も何シーンか披露されていて目の保養もアリ。

 個人的には、天使の女のほう、ホリー・ハンターの芝居がツボに入って笑い転げました。「蜘蛛女」のレナ・オリンを彷彿とさせる…というか、もしかして真似したのではないかと思うほどの「なにされても死なない不死身化け物オンナ」が、ミニスカートやパンスト全開で高笑いするというキャラ。この役、やってて絶対に楽しそうと思って観ていました。

 そもそも、二人を恋仲にするためになんで殺し屋?とか。なんでそんな方法で?と突っ込めるところはたくさんあり、存在と行動がもうギャグなんですね。

  雨の中でロバートを見張るシーンでは、まるで映画の撮影隊のように雨ガッパを着てテントの中から覗いているとか、ほとんど漫画なんですが。そのあたり、日本映画ではあまり見られない欧米ならではのハイなギャグセンス。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をみて「なんだかんだ言ってもジョークではアメリカにかなわない」と思いましたが、同じ感覚。

 トレインスポッティングと同様、やはり随処にカッコいい音楽が流れる。なんてことないシーンでも心地よい音楽が流れていれば心地よくなるし、映画や舞台劇にとって、音楽ってちょっと卑怯な演出法ではあるんですね。ただ、それもこれも含めて作品。総合芸術って都合のよい言葉です。
 ついサントラが欲しくなる映画って良い映画が多いですね。

 というわけで、この映画は、テーマがどうとかメタファーがどうとか「語る」類のものではないので、それくらいしか書くことないですが。

 当時のダニー・ボイル&ユアン・マクレガーの勢いと、キャメロン・ディアスの美脚と、ホリー・ハンターの太もも丸出しの怪演を、笑いながら楽しむべき映画でございます。

 

 

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